ミニバンの選び方4つのポイント
車体の大きさ
ミニバンを選ぶ際、多くの方がまず注目するのは車体の大きさではないでしょうか。大きい車体の方が当然室内は広くなり、荷物をたくさん積むことができますし、大人数が乗っても広々と快適に過ごすことができるでしょう。しかし、大きいとどうしても小回りが利きづらくなり、狭い道や狭い駐車場での駐車は不便になってしまいます。家族構成や使う目的など人によって必要な大きさは異なりますので、自分にあった大きさのミニバンを選ぶのが良いでしょう。
排気量
車は排気量によってかかる税金の金額が変わります。ミニバンの場合、最も排気量の多いアルファードやエルグランドなどの3.5Lエンジンモデルの自動車税は5万8,000円、シエンタなどの1〜1.5Lのエンジンなら3万4,500円と2万円以上の違いがあります。また、エンジンが大きくなるほど車体重量も重くり、重量税も高くなるので、排気量の大きさは非常に需要なポイントです。
居住性
車体サイズが大きく、室内空間が広ければ単純に快適というわけではありません。足元の広さや天井までの高さなど、各メーカー居住性の良さも考えてさまざまな工夫をしていますので、必ず試乗を行って実際に乗った感覚を確かめましょう。
車体の高さ
車体の全高の高さは運転の乗り心地に大きな影響を与えます。重心が高いとカーブや制動の時の負担が大きくなるので乗り心地が悪くなっていまいます。オデッセイのような全長と全幅は長めで広い室内を確保していますが、全高を抑えてることで運転も快適にした車種もあります。ただ、アウトドアで車中泊をするような使い方をする場合は、天井が低いと何かと不便に感じることもありますので、自分の使う目的に合わせた車種を選ぶのが良いでしょう。
ミニバンは新車と中古車どっちが良いの?
結論から書きますと、ミニバンは新車での購入をおすすめします。中古車ももちろんダメではありませんが、ミニバンは家族で使うケースが多いことから内装やシートなどの汚れが気になります。また、ミニバンには電動スライドドアを採用している車種が多いですが、電動スライドドアは修理費用がかなり高額となります。新車に比べて中古車は故障のリスクが高いので、ミニバンを中古車で購入する場合は、他の車種以上に車体状態を入念にチェック必要が出てくるのです。
人気車種は中古相場も高くなりがちです。室内は広いけど維持費は比較的安いMクラスミニバン(セレナやステップワゴンなど)は人気が高く、特に現行車は中古価格も高い傾向があります。モデルチェンジを行うと価格も下がりやすいので、先代モデルなら中古を購入でも良い車体が安く手に入るチャンスがあるでしょう。
新車の購入価格は高いですが、数年間の保証を受けられたり、燃費の優れるモデルはエコカー対象で税金を安くできたりと、多くのメリットがあります。また、人気車種なら下取り価格も高いので、新車で購入しても決して損はしないでしょう。